第89回 2月度例会(百草園観梅と南極・北極科学館)

 「主な行程京王線 百草園駅 (徒歩) 百草園・百草八幡神社:観梅と参 拝 (徒歩)   百草園駅 (京王線) 高幡不動駅

             「 駅の食堂街 食」 高幡不動駅 (多摩モノレール) 高松駅(東京都) (徒歩) 南極・北極科学館:見学

              (徒歩)   高松駅(東京都):ここで解散し、JR中央線、武蔵野線経由で武蔵 浦和駅に戻る。

ハイキング部2月度例会(京王百草園観梅と南極・北極科学園見学)は2月27日に部員22名の参加で実施しました。日差しに春の訪れを感ずる好天候に恵まれて、全員無事に楽しく一日を過ごすことが出来ました。百草園駅から百草園までの途中400m間には急坂があり心配しましたが、全員無事に到着できました。「百草園 」では、恒例の「梅まつり」が開催され約 26,000 ㎡の園内には、約50 500本の白梅・紅梅が咲き、特に松連庵前の「寿昌梅(じゅしょうばい)」は樹齢 300年を越すと言われる名木で百草園を代表する梅として有名です。まだ蠟梅も残っており、黄色、白色、紅色のハーモニーを観ることができました。更に福寿草・寒咲アヤメも見られ、また標高約140mの見晴台からは新宿の高層建物群が一望でき、気分爽快きた甲斐がありました。 

午後からは「国立極地研究所 南極・北極科学館」の見学で、南極や北極でどんな観測や研究が行われているのだろうか?どんなことがわかったのだろうか?どんなところなのだろうか?等など南極、北極の今を皆に知らせする広報展示施設として、2010年7月に開館しました。新たな発見や研究成果などが、わかりやすくポスターにして張り出してありました。また、展示には三つの工夫がありました。その一つは実物を展示していることです。南極観測で使用していたもの。今も使用しているもの。そして、今後の観測計画によっては展示から外して南極に持っていこうというものなどもありました。もちろん、標本は実物でした。二つ目はさわれることです。地球外物質(隕石)や南極の氷にさわれました(もちろん実物)。偏光顕微鏡で隕石や岩石の観察もできました。そして、1968年(昭和43年)に南極点まで往復5,200kmを走破した雪上車(ほとんど当時姿のままです)にも乗ることができました。また、三つ目は映像です。昭和基地のライブ映像を見ることができました(オーロラがライブで見られることも)。オーロラの映像は、全天ドーム型のオーロラシアターで研究用に撮影したオリジナルデータの映像を月替わりで見ることができます。南極と北極のオーロラを1年中常設展示で見ることができるのは国内唯一です。オーロラの謎を解き、ペンギンの写真を撮り、南極点まで往復した雪上車に乗り、顕微鏡をのぞき、生き物を調べ、隊員の生活をモニターでチェックし、南極の氷にさわり、大気摩擦で表面が溶けた隕石に触れ、月の裏側の石や火星の石を見て宇宙の旅を感じ必ずや知的好奇心を満たされたハイキング部員達も多かったことでしょう。館外には1956年の第一次南極観測隊に同行して越冬し貢献したタロー、ジローら15匹のカラフト犬のブロンズ像も置かれており、それを背景に我々も集合写真を撮り帰路につきました。   皆さんお疲れ様でした                                                      (記:加藤、写真:加藤、松本)