第79回「板橋区赤塚地区の名所」巡り

 「主な散策コース」 成増駅 - 万葉薬草園 - 赤塚植物園 - 東京大仏 -  松月院 - 不動の滝 - 竹の子公園 - 区立美術館 - 

          赤塚溜池公園-区立郷土資料館-赤塚城址跡-成増駅  

浦和から電車で約30分と近い東京都板橋区赤塚地区には、赤塚植物園をはじめ名所が集中して存在しています。半日のコースですがその内の幾つかの場所を訪ねました。2017328()部員23人の参加で実施しました。 

前日まで二、三日間真冬を思わせる天気でしたが、今日は本来の3月下旬の陽気に戻り、心がなごむやすらぎを感じるハイキング日和となりました。道中のソメイヨシノは12分咲きでしたが、枝垂れ桜は満開で我々を楽しませてくれました。赤塚植物園には利休梅、大きいハクモクレン、幹の白いユーカリの木、可愛く珍しいムラサキアブミ、ニリンソウなど春の花がうつくしい。次に行ったのは 乗蓮寺で、浄土宗の寺院。  東京大仏(俗に赤塚大仏とも)があることで知られている。江戸時代に代々の徳川家将軍の庇護を受け葵の御紋が至るところで見られました。東京大仏は阿弥陀如来坐像で、青銅製の鋳造大仏では、奈良・鎌倉に次ぐ日本で3番目の大きさを誇る。高さは基壇が地上2メートル、蓮台2.3メートル、座高8.2メートルの計12.5メートです。次は、松月院で、曹洞宗のお寺。歩道から少し入った処に屋根付きの山門があり、その先に本堂がひっそりと佇んでいる。枝垂れ桜がうつくしい。徳川家康40石の朱印地を寄進された由緒ある寺院です。 高島秋帆が日本初の洋式砲術訓練を行ったときの本陣となったことでも知られ、境内には砲身と砲弾を模した高島秋帆顕彰碑がありました。大仏通りを歩き、不動の滝を見る。東京の名湧水57選にも選ばれた名水です。ここは昔、大山詣でや富士詣で人々が、滝に打たれ心身を清めるみそぎ場としても使われ、どんな旱魃の年でも水が枯れない湧水でした。水量こそ減りましたが、今でも枯れることなく流れ落ちています。 竹の子公園は筍の時期でないので割愛して、板橋区立美術館及び板橋区立郷土資料館にむかいましたが共に臨時休業で、見学できず残念でした。最後に、赤塚溜池公園を通り、少し小高い丘の山頂には赤塚城址跡がありました。戦国時代に千葉氏の居城となっていたところです。中世の典型的な平山城で、周辺には空壕などの遺構がわずかに残っており、往時をしのばせます。山道には珍しいムラサキケマンの野草も見られました。ここから成増駅へ13時過ぎに戻り、解散としました。その後23のグループに別れて昼食を取り、皆さん無事に浦和方面に帰りました。いつも以上にスローペースのハイキングになりましたが、満足して頂いたようでした。お疲れさまでした。(記:加藤)

 [暑さ寒さも彼岸まで] 春分の日(320日)を過ぎても未だ朝夕は肌寒さを感じさせます。何時になったら本格的な春が来るのでしょうか?・・・・・・・当日は陽射しも有り、風が無かったせいか厚着をしてい人は、歩き出す度に汗ばみ、重ね着を一枚づつ脱ぐような日和でした。残念だったのはコース予定だった美術館と郷土資料館が臨時休業のため見学できなかった事が悔やまれます。次回(4月度)例会のご参加をお待ちしております。                                                           (記:松本)